片平歯科医院 院長&スタッフブログ
2016.05.10
歯磨き粉の成分について
歯磨き粉の主な成分には、発泡剤と言って口の中に歯磨き粉を拡散させ、汚れを洗浄し、泡立ちを良くする成分と、歯の表面の汚れや、 着色を落とす研磨剤、味や香りをつけ歯磨き粉を使いやすくする香味剤、 歯磨き粉に適度の湿り気を与えペースト状にするための湿潤剤などがあります。
歯磨き粉は薬事法の分類により医薬部外品、化粧品に分類されます。
薬効成分を含む医薬部外品と、薬効成分を配合しない化粧品に分けられています。
医薬部外品の歯磨き粉は成分・分量・用法・用量などに対し承認を得たものが販売されています。
薬用成分には、代表的なものとしてフッ化物(虫歯になりにくくする)、殺菌剤、 抗炎症剤等各種薬効成分を配合することによって化粧品の歯磨き粉にはなかった効果を付加したものです。
タバコのやに、コーヒー、紅茶などが歯の着色の原因になります。これは歯ブラシだけで歯磨き粉を使わない場合、 十分に着色を取ることはできません。研磨剤が配合された歯磨き粉を使って効果的にとることができます。
香味剤は、大人でしたらハッカの香りなどで爽快感があり歯磨き粉を使いやすくしています。子供用の歯磨き粉はフルーツ系の香りや味が多いようです。 薬局やスーパーに行くと、たくさんの歯磨き粉が並んでいますが、自分に合った歯磨き粉を選んで、正しいブラッシングをすることが大切です。
※歯磨き粉の使用は、お子様が一人で口をゆすぐことができるようになってから始めましょう。
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