片平歯科医院 院長&スタッフブログ
2016.08.29
部分入れ歯の鉤歯(コウシ:維持装置のかかっている歯)
入れ歯の大きな役割は、ご存じのようにものを噛むために入れるものですが、また残っている歯の保護のためにも入れ歯は必要です。
入れ歯には総義歯(全部入れ歯)と、部分入れ歯があります。
部分入れ歯の場合は、口の中で入れ歯を安定させるための維持装置がつけられています(一部の自費診療の入れ歯にはないものもあります)。
これら維持装置は、専門用語でクラスプ、レスト、バーなどとそれぞれ形や役割によって名前がついています。
維持装置と接している歯や歯ぐきは、食事で食べかすが付きやすく不潔になりやすい部分となります。
歯垢(プラーク)が形成されやすい不潔な部分になりやすいので虫歯や歯ぐきの病気になりやすくなります。
プラークがついてる部分に接した歯ぐきは、見た目は赤く炎症をおこしていることが多いです。
入れ歯の維持装置がかかっている歯は、入れ歯を外してから磨いてください。食事の後には歯磨きをしますが、入れ歯も同じです。入れ歯は外して洗ってください。
※入れ歯を洗うときは、歯磨き剤はつけず、また誤って落とすことがありますので、洗面器のようなものの中で、入れ歯専用ブラシで汚れを落とすようにしてください。
※被せや詰め物は歯ブラシの力で外れることはありませんので、きちんと磨きましょう。
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